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こんにちは。今日は、「SIMフリー」について書いていきたいと思います。
そもそもSIMって何なのよ
SIMは電話番号や契約状態を管理するための小さなチップ
に分かりやすい解説が出ていますが、SIMには電話番号や個別の番号が記録されています。その情報を契約している会社に照合することで、通話や通信の制御を行っています。
ガラケーの時はまだ無かったのですが、今ではどの携帯電話にも使われており、これを機種に入れないと電話は基本的に出来ません。
この携帯では、これからこの電話番号で使用しますよ、通信の許可をお願いしますね、というチケット、切符のようなものだと捉えていただければ分かりやすいでしょうか。
SIMカードは切符みたいなモノだと思えばいいのね。
基本的にはその理解で。
SIMフリーとは何なのか
SIMカードが切符みたいなモノだとすると、SIMフリーって何なの?
フリーって言うからには「自由」なんだろ?
まずはSIMフリーでない状態、SIMロックの説明からしないとですね。
SIMロックとは?
例えば、「この切符だと乗れるのはJR線だけだよ。」って言うのは納得がいきますよね。
当然ね。JR線の切符を買ったのだから、JR線しか乗れないのは何らおかしくないわ。
じゃあ、「Suicaで乗れるのはJR線だけだよ。」って言うのは?
今はもう、私鉄もバスも乗れるだろ。何、時代遅れな事を。
つまりそういうことなんです。Suicaは出た当初はJR線だけだったのですが、今では私鉄もバスもSuicaで利用できます。
SIMも同じで、基本的にSIMはどの機種でも認識され、設定をすれば使えるはずなのですが、大手キャリアはそれができないようにロックしています。
好きな鉄道に乗れないってこと?
そうですね。鉄道を機種に置き換えるとケータイの話になります。
好きな機種を使えない状態なのがSIMロックって訳だな。
SIMフリーとは?
ここまで来れば分かりやすいと思います。どのSIMに対しても動作するようにロックを解除された機種、もしくは元からロックされていない機種のことを、「SIMフリー端末」もしくは「SIMロックフリー端末」と言っています。
制限されていないから、自分で好きな機種を選んだり、好きな通信会社を選ぶことが出来るのね。
一見良いように見えるが、なんで今までそうなって無いんだ?
なぜSIMフリーが普通で無いのか
スマホやケータイの機種を開発するのには多額の費用がかかります。大手の通信会社は、機種の開発に関しても面倒を見ています。よって、その機種を買ってもらうことで、自分の通信会社を使ってもらい、端末を開発するのにかけたお金を回収する必要が出てきます。そのため、自社の通信契約を確実に使ってもらうために、SIMロックをかけるわけです。
ところが、その制限に関して総務省がSIMロック解除に応じるように通達を出し、今はその通達より後に発売された機種に関しては、契約から半年が経過するとSIMロックを解除出来るようになっています。解除の方法はまた別の機会に。
まとめ
- 自分たちが好きな機種と好きな通信会社組み合わせて選べるのがSIMフリーの良いところ。
- メリットもある反面、自分で選ぶということは責任が出てくるということ。よく情報を集めて選ぶ必要がある。
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